■オーストラリア(QLD)での車の運転のルール・注意点
■罰金の重さ
■事故を起こした・事故を起こされた時の私が行った対処方法
私がオーストラリア滞在中に運転した都市はケアンズ・ブリスベン・ゴールドコースト・シドニー・タスマニアです。シドニーからケアンズまでロードトリップの経験もあります。
仕事は車でUberドライバーとUber eatsをしていたので毎日のように車を利用していました。
オーストラリアの運転のルールは基本的には日本と似ている
- 左側車線を走行します。高速や2車線以上ある道は左側が走行車線、右側車線が追い越し車線となっています。
- シートベルトを必ず装着。
- スピード違反は日本よりも厳しい。(スクールゾーン付近は警察がスピード確認をしていることが多い)
- 飲酒運転辞めた方がいい。(でも、一杯ならいい!?)
- 運転中は携帯を使用は違反。(厳しい罰則あり)
オーストラリアの交通ルール
シートベルト
2022年8月にクーインズランドの女性が適切なシートベルトの着用を怠ったと$1,000の罰金が課せられたニュースがありました。この女性は、スピードカメラならぬシートベルトカメラに写真を撮られて罰金を課せられてしまいました。
現在オーストラリアでは、あらゆる箇所にシートベルトを適切に使用しているかをチェックできるカメラが設置してあります。
私も経験がありますが、ロードトリップなど長い時間運転しているとシートベルトが鬱陶しく感じて肩からズラしたくなる場合があるんですよね。しかし、自分の命を守るためにもしっかりとシートベルトは着用したほうがいいですね。
同乗者にシートベルトを着用させるのが運転手の義務
友人、家族、などを車に乗せて運転をする際には、必ず同乗者もシートベルトしないといけません。これは、ドライバーの義務です。
同乗者がシートベルトを使用していないと、運転手も罰金が課せられる可能性があります。
スピード違反
オーストラリアは日本に比べて、スピード違反に対して厳しい罰則を与えます。
上記画像は一例です。同じ違反を繰り返すと、次回スピード違反をする罰金とポイントがダブルで引かれる可能性もあります。
また、パブリックホリデー期間にスピード違反やその他の違反をしてしまった場合も、2倍の罰金を支払う可能性もあります。
街中では、そんなにスピードは出さない!って人が大抵だと思いますが、問題はロードトリップ中です。
一本道がずっと続く場所だと、メーターを見ていないと気づいたら140KMとかで走ってる場合があります。
景色が一切変わらないのでスピード感覚が狂ってきます。道路脇に稀に警察がスピードカメラを持って待機していることがあります。
オーストラリアでは街中、郊外の道を含めて頻繁に制限速度が変更されます。
『あれ、この道さっきまでは50km制限だったのに、40km制限に変わってる!』ということがよくあります。
標識を常に確認していないと、スピード違反で捕まる可能性が高くなります。
スクールゾーン付近
学校施設付近には、このような看板があります。
この看板の意味は、
『8AM~9:30AM』と『2:30PM~4PM』の時間帯は40KM制限という意味です。
この時間帯は、学生の送り迎えの時間帯であり道も混雑しますし、学生の飛び出しも増えます。
警察もこの時間帯にスピードカメラを持ってよく隠れていることがあるので、毎回捕まっている人をよく見ます。
無駄な事故を起こさない為にもゆっくりと制限速度以内のスピードで運転しましょう。
一杯のお酒なら飲酒運転はいいの?
結論:アルコール検査をしてアルコール濃度0.05%を超えると飲酒運転として捕まります
アルコール濃度が0.15%を超えると、6ヶ月の免許停止、$4,025、9ヶ月の懲役などの罰則があります
オーストラリア人は、ビール一杯なら大丈夫だよ!って言う人が多かったイメージですが、日本人の我々は間違いなく飲酒運転は辞めた方がいいでしょう。
まず、人それぞれ体の作りが違うのでビール一杯で基準の血中アルコール濃度が大きく変わる。(酔いやすい人もいれば、酔いにくい人もいる)
自分では、大丈夫だと思っていても検問で引っかかってしまうとアウトです。言い逃れはできません。
オーストラリアは本当によく飲酒検問をしています、特に週末の夜の時間帯は必ず行っています。
私も何回も飲酒検問を経験しました。
Roundabouts
日本ではあまりみない信号の無い丸い形をした交差点です。
オーストラリアでは、渋滞を緩和するために市街から離れたところでよく使用されています。
オーストラリアで運転を初めて、Roundaboutsを通るとドキドキすると思います。
私は、下記のRoundaboutsの進入の仕方の動画を見て勉強しました。
事故が起きた場合の対処
運転中に他の車に当ててしまった場合
状況に応じて対応が異なりますが、自身の運転が原因で他の車に当ててしまった場合。
ぶつけてしまった車に運転手がいる場合は、まずは運転手に怪我は無いかを確認。その後、車の傷について確認します。
オーストラリアでは、少しの傷くらいなら「気にしないで!この車古いから大丈夫!」という人がいます。
相手が大丈夫だよ!問題ないと言ってくれたら特に何もする必要はありません
車に大きな傷が出来てしまった場合は、相手に自身の保険会社の情報を渡します。
保険に入っていれば基本的には多額のお金を払う必要はありません(免責額次第)。保険会社が後は対応してくれるので任せましょう
オーストラリアの友人数人に確認したところ、田舎などで古い車の場合、手続きがめんどくさいから「気にしないで!この車古いから大丈夫!」という言う人が多い傾向にあるらしいです
他の車に当てられてしまった場合
私の例を使用します。2度オーストラリア運転中にで後ろから軽く当てられました。
1度目はゴールドコーストです。車にはほぼ傷もないし、自分に怪我もない。運転していた女性がものすごく丁寧に謝ってくれたので、『気にしないで!』と伝えてその場を去りました
2度目は他の車にRoundaboutsで後ろから軽く追突されました(この時は4人の同乗者がいました)。凹みもなし、怪我人もいなし、まぁ、謝ってるからいいかーって思ってその場を立ち去ろうしました。しかし、同乗者の一人が警察に電話をしていました。しかし、このような怪我人なし、車が大破していない状況の時は警察を呼んでも、警察は来てくれないことがあります。この時も、事故の当事者でなんとかしてくれと言われました。この時も、大きな傷もないので相手の車とナンバープレートの写真を撮ってその場を去りました
【念の為】事故を起こした、起こされた際にやっておくこと
■相手の車とナンバープレートを撮影
■車両の傷がついた部分の撮影
■相手の免許証の撮影(任意:個人情報だから撮影はさせてくれない場合があります)
■車の修理が必要な場合は、相手の保険会社の連絡先を聞く
※相手が後から、文句を言ってきも対処ができるようにするため。
警察を呼ぶべきシチュエーション
※大きな事故ではない限り警察は基本的には事故現場に来てくれません
しかし、下記の場合には警察を呼びましょう。
■怪我人がいる・車が走行不能・ぶつけてしまった運転手が激怒している・ぶつかってきた車の運転手が逆ギレしている場合はすぐに警察に電話をして状況を伝えましょう。事故が原因で殴り合いの喧嘩に発展する場合もあります。
警察に電話をして、当事者同士でなんとかしてくれ!と警察に言われても、どうしても警察に仲介に入って欲しい場合の最終手段が一つだけあります。(オーストラリア人も使う最終手段らしいです)
事故を起こした相手から、お酒の匂いがする
これを警察に言うだけ、どんな事故でも警察が飛んでくるそうです。本当にお酒の匂いがしなくても、私はお酒の匂いがしたと言えば警察から怒られることもないようです。
Uber ドライバーをしている時に、お客さんと事故を起こしたらどのような対応を取ればいいのか。という話をしていたら何回も出てきた会話です。
運転中に携帯を操作する
車を運転している最中と信号待ちをしている最中に携帯を使用していると、最高$1,078の罰金と4ポイントの減点の罰則があります。
携帯を膝の上に置く、首に挟んで電話をする行為も禁止されています。
街中だと、運転中に携帯を使用していないかチェックするためのカメラも設置してあります。また、白バイなどは併走して運転席を覗き込んできます。
携帯を使用しながらの運転は非常に危険ですし、罰金も重いので、絶対に使用しない方がいいですね。
下記のニュースで面白い記事を見つけました。要約すると、同乗者が車内でFace timeをしていたところをカメラに撮られてしまい、運転手に$337の罰金命令があったそうです。
えーーーーー!そんなことある?
運転席から視覚に入る場所には、ナビ画面を除いて置いてはいけないとのことです。もちろん、Youtubeを見ながらの運転はアウトですし、助手席で大きな画面でYoutubeを見ていると運転手の注意が逸れる理由で違反となるケースもあるようです 。
ロードサービスには入ることをオススメ!
私も入っていた、RACQがオススメです。日本で言うJAFみたいな会社です。1番安いプランなら年間106$〜入会できます。プランによってサービスが異なりますので、下記URLでチェックするか、実際にRACQのお店で色々と聞くとサービスの違いを教えてくれます。
私が実際にRACQを使用した例
・バッテリー上がりで数回(バッテリージャンプ)
・バッテリーが上がった場所から整備工場までのレッカー
・パンクしてスペアタイヤをつけてもらう
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もしもの時の為に絶対入った方がいいです。特にワーホリの人たちが購入する車は年式が古く、距離も走ってる車が多いと思うので、故障のリスクは新しい車に比べて多いです。
オーストラリアのドライバーは運転が荒い
オーストラリア滞在中に毎日のように車を運転して感じたことが、オーストラリアのドライバーは運転が荒い!!!
煽り運転・無理な割り込み・スピードの出し過ぎ・気に食わない相手には罵倒や中指を立てる など
もし、運転している最中に危険な運転をし絵いるドライバーがいたら、事故に巻き込まれない為にも距離を取りましょう。
絶対にイラッとしたからって、やり返してはいけませんよ!
まとめ
車の運転のルールは基本的にオーストラリアは日本と同じです。しかし、違反に対する罰則は日本よりも遥かに厳しです。自分の命・他の人の命を守る為にも、ルールに従い安全に運転を心がけましょう。せっかくの楽しい海外での生活がつまらない事故で帰国する羽目になるもの悲しいですからね。
楽しいCAR LIFEを!