【オーストラリア】ワーホリ費用を徹底解説【2023年版】

こちらの記事では、オーストラリアのワーホリ費用を具体例と共に解説をしています。

いくつかのワーホリ予算の例も記載していますので、今後オーストラリアにワーホリを検討している方は参考にどうぞ!

私は、留学会社勤務後にワーホリに行きたくなり、実際に2019年1月〜2022年5月までオーストラリアに滞在していました。(内2年はワーキングホリデーVISA)

※レート:2023年1月5日時点のレート(1AUD=90.21JPY)で計算しています。

オーストラリアでワーホリ『絶対に』必要な費用

まずは、オーストラリアにワーホリに挑戦する際に『絶対に』必要な費用は以下の2つです。

■ワーキングホリデーVISA
■日本からオーストラリア行きの航空券

ワーキングホリデーVISA申請代

2023年1月時点でオーストラリアのワーホリVISAの申請代は$510(46,000円)です。

※稀にビザの申請代が変更になることがあります。

ワーホリVISAを申請する際には、残高証明書の提出が必要です。

オーストラリア政府のホームページに下記の画像のように書かれています。

出典: Australian Government Department of Home Affairs

要約すると、残高証明は$5,000と帰りの航空券代を用意してね!ということです。

$5,000(約45万円)+帰りの航空券$554(約5万円)=$5554(約50万円)

残高証明:$5,000(約45万円)
帰りの航空券:$554(約5万円)

合計:$5554(約50万円)

なので、50万円以上の残高証明書を準備すれば問題ありません。

残高証明書は、普段使っている銀行に問い合わせると発行をしてくれます。

片道の航空券代

スカイスキャナー公式サイトへ

航空券を購入する際には、航空券を一括検索できる『スカイスキャナー』がオススメです。

航空券を直前で購入すると安い時と比べて数万円高くなってしまいますので、早いタイミングで航空券を購入することで費用を抑えることができます。

Jetstarを利用する際の注意点

フライトがキャンセルになる確率が高いです。

フライトがキャンセルになった場合は、慌てずにジェットスターに連絡をすれば便を変更してくれるか、払い戻し(バウチャー)をしてくれます。

私も、オーストラリアに行く日にJetstarのフライトがキャンセルになり翌日のカンタスの便に振り替えてもらった経験があります。

まとめ:オーストラリアでワーホリ『絶対に』必要な費用

■ワーキングホリデーVISA申請代:$510
■日本からオーストラリアに行く航空券:5万円前後

合計:約10万円

※残高証明は含んでいません。

10万円でオーストラリアでワーホリに挑戦できるんですか?

法律上、オーストラリアに入国はできますが、現地での生活費、海外旅行保険、語学学校に通う場合の費用も考える必要があります。

オーストラリアでワーホリ 『任意』でかかる費用

■海外旅行保険6万円〜25万円以上
■語学学校代3ヶ月通った場合50万円
現地での生活費約55万円

合計:人それぞれ異なります。

海外旅行保険

まず、大前提としてワーキングホリデーVISAでオーストラリアに入国する際に海外旅行保険は必須ではありません。

ワーホリでオーストラリアに渡航している人で、私も含め周りにいた友人たちも海外旅行保険に加入している人が、ほとんどいませんでした。

じゃ、私も保険は必要ないかな?

うーん。保険には『必ず』入っておくことをオススメします。

実際に、どこでどのような怪我をするかがわからないからです。

もしオーストラリアで大きな怪我を負い入院(手術)となる場合、多額のお金が(数百万〜数千万)必要となります。

自分で払えればいいですが、無理ですよね。。。

そうなると、家族に大きな迷惑をかけることになります。

なので、自分の為、家族の為にも海外旅行保険には加入することをオススメします。

海外旅行保険は、年間6万円(格安保険)〜25万円以上(安心保険)の様々プランがあります。

ご自身とご家族が納得のいく保険を見つけてください。

補足:私が保険に入らなかったのはワーホリ1年目のみ。理由は、クレジットカードの保険を利用できたからです。

※クレジットカード付帯の保険が適用されるのは、オーストラリア入国してから3ヶ月以内。私は、仕事の関係で3ヶ月毎に日本に帰る予定があったので海外旅行保険には加入しませんでした。ワーホリ2年目は、コロナで日本に帰れなくなったのでBUPAの保険に入りました。

語学学校に行く?行かない?

私が3ヶ月通ったSPC語学学校:ケアンズから車で30分

オーストラリアの語学学校の1週間の授業料は平均して$340と言われています。

■4週間通った場合:

週/$340×4週間=月/$1360(12万円)

■12週間通った場合:

週/$340×12週間=月/$4080(37万円)

+その他(入学寮、教材費、管理費)がかる場合があります。

3ヶ月で約40万円もかかるのか。語学学校は行かなくてもいいかな?オーストラリアにいるだけ英語も話せるようになると思うし!

そのような考え方になりますよね。しかし英語がうまく話せない状態でワーホリに挑戦すると結構大変ですよ。詳しくは下の記事を参考にしてくださいね。

現地での生活費について

どのくらい生活費を持っていけばいいですか?

人によって準備する金額が異なりますが、3ヶ月分の生活費は準備しておくといいです。

オーストラリアでの1ヶ月の生活費を下記にまとめました。

都市家賃相場(1人部屋)
家賃月/$600〜$920
交通費月/$50〜$150
通信代月/$20〜$40
食費月/$400〜$500
交際費月/$400〜$500
合計月/$1470〜$2110

1ヶ月の生活費が$1470〜$2110とかなり開きがありますが、その理由は家賃です。

ケアンズの家賃相場は『1ヶ月/$450』ですが、シドニーのような大都市でアクセスがいい場所に住むと『1ヶ月/$900』以上します。

なので、滞在する都市よって1ヶ月の生活費がことなります。

※家賃以外は、基本的にどこも同じような値段です。ケアンズは物価が安くて、シドニーは物価が高い!ということはありません。

3ヶ月分の生活費を準備する場合は、$5880〜$6330(53万円〜57万円)が必要になるということです。

なぜ3ヶ月分なんですか?1ヶ月分でもいいですか?

もちろん、大丈夫ですよ。

オーストラリアに到着して、すぐに仕事を見つけて働き始めることができれば生活費は10万円だけでも大丈夫です。

一般的に仕事が見つかるまでに2週間〜3週間かかると言われていますが、もしかしたら2ヶ月仕事が見つからない!ということも起きるかもしれません。

なので、仕事がない状態でも生活ができるように生活費3ヶ月分は準備したい金額です。

まとめ:オーストラリアでワーホリ 『任意』でかかる費用

■海外旅行保険6万円〜25万円
■語学学校代3ヶ月通った場合40万円
現地での生活費約55万円

合計:人それぞれ異なります。

あとは、あなたがなにを選択するかです。

では、今まで解説してきたことを踏まえて、

■オーストラリアでワーホリ最低費用
■一般的なワーホリ費用(語学学校あり)
■一般的なワーホリ費用(語学学校なし)
■Yさんのワーホリ費用18万円
■私のワーホリ費用実例

を紹介していきます。

オーストラリアのワーホリ費用

オーストラリアでワーホリ最低費用は?

オーストラリアでワーホリに最低限の費用で挑戦したい場合は、下記のプランが現実的です。

■航空券:片道約5万円
■ワーホリVisa申請代:510$(約5万円)
■海外旅行保険:1年間で約15万円
■生活費(1ヶ月分):15万円

合計:40万円

海外旅行保険をカスタマイズをして必要ないものを省き、オーストラリアに到着をした日から全力で仕事を探して1ヶ月以内に働き始める必要があります。

※生活費が足りなくて友達から借りたり、親から仕送りをもらっているワーホリの人を見たことがあります。ワーホリ中のお金の貸し借りは絶対にしない方がいいですし、親からの仕送りを受けるのは、どうなのかなぁ〜と思います。

一般的なワーホリ費用

語学学校あり場合:約140万円

・航空券:片道約5万円
・ワーホリVisa申請代:510$(約5万円)
・海外旅行保険:1年間で約20万円
・3ヶ月の語学学校代:約40万円
・生活費3ヶ月分:約50万円
緊急用:20万円

計:約140万円

やはり、語学学校に通う場合はワーホリ費用が高くなります。

語学学校に通っている最中は、働くことができますが1ヶ月の生活費を賄える程は稼げない可能性があります。

また、学校終わりに友達とカフェやBARに行ったり、休みの日に遠出することもあるでしょう。その時にお金がなくて参加できない。。。は悲しすぎるので、緊急用として+20万円準備することをオススメします。

語学学校に通うメリットはたくさんありますので、語学学校に行くべきか、行かなくてもいいかはしっかりと考えてみてください。

私は、ワーホリ中に貯めたお金で語学学校に3ヶ月通いましたが、いい英語の勉強になり楽しい思い出をたくさん作ることができました。

語学学校なしの場合:約80万円

・航空券:片道約5万円
・ワーホリVisa申請代:510$(約5万円)
・海外旅行保険:1年間で約20万円
・生活費3ヶ月分:約50万円

計:約80万円

語学学校に通わない場合は、なるべく早く仕事を見つけて収入源を作りましょう。

そうすれば、生活費で準備した50万円には手をつけなくても済みます。

友人Yさんワーホリ費用:18万円

※Yさんは、オーストラリアで出会った親友です。

・航空券:片道約5万円
・ワーホリVisa申請代:510$(約5万円)
・海外旅行保険:未加入
・語学学校:通わない
・生活費3ヶ月分:8万円

計:約18万円

私は留学会社勤務の経験がありますが、こんな話聞いたことがありません。

なぜYさんが18万円でワーホリに挑戦できたのか?について解説していきます。

Yさんがワーホリ費用を削ったポイントは大きく3つ!

・海外旅行保険:未加入
Yさん:日本にいても大きな病気や事故に遭わなかったから、保険なんか必要ない

・語学学校代:学校には通わない
Yさん:語学学校に通わなくても、自力で英語力は上げてみせる

・現地での生活費3ヶ月分:8万円のみ
Yさん:渡航後すぐに仕事を見つければ、わざわざ日本円を多く持っていく必要もない

ラッキーなことにYさんは渡豪後すぐに仕事を見つけることができ、オーストラリア滞在中に病院に行く必要がある大きな怪我や病気は一切しませんでした。

もしYさんが、

・仕事をすぐに見つけられなかったら
・大きな事故や病気になってしまったら

Yさんのワーキングホリデーは最悪な結果になってしまってたかもしれません。

私のワーホリ費用【実例】

・航空券:片道約5万円
・ワーホリVisa申請代:510$(約5万円)
・海外旅行保険:クレカ保険
・語学学校:通わない
・生活費3ヶ月分:50万円
・車購入代:50万円

計:約110万円

■海外旅行保険:クレカ保険

ワーホリ1年目は、3ヶ月毎に日本へ帰国する予定があったのでクレジットカード付帯の保険を使用することができました。

渡航から半年後に手に発疹が出て病院に行った際にJCBの海外旅行保険を使用し、キャッシュレスで病院に3回通院することができました(2年目からは、BUPA保険に加入)

■語学学校代:学校には通わない

当初、語学学校に通う予定はありませんでした。

■現地での生活費3ヶ月分:50万円

オーストラリア到着前にカブルチャーのファームで働くことが決定していましたが、念の為生活費3ヶ月分持っていきました。

■車購入代:50万円

ファーム生活では、車が必需品だと考えていましたので50万円を車代として準備しました。(車がなくてもファームで生活を送れますが、車があれば便利です)

私の場合は、車の購入を考えていたので50万円を車代として準備しました。

まとめ:ワーキングホリデー費用を抑えるポイント

■海外旅行保険:保険に入るか・入らないか?(保険会社は年間/6万〜20万と様々)

大きな出費となるし『私は保険は必要ない!』という人が多いですが、あなたの家族に安心してもらうためにも保険に入ることをオススメします!

■語学学校に通うか(語学学校によって費用が異なります)

語学学校に通わなければ、ワーホリ費用を大きく抑えられるポイントです。

しかし、語学学校の通うメリットはたくさんあります。

■生活費をどれだけ準備するか

渡豪前に働く先が決まっている場合又は、渡豪後にすぐに仕事を見つける自信があるのなら生活費は1ヶ月分(16万円)あれば大丈夫でしょう。

すぐに仕事が見つからない場合と、緊急用に生活費3ヶ月分は準備しておいた方が安心です。

オーストラリア 仕事の探し方をまとめた記事も書いていますので、参考にどうぞ!

■車を購入するのか?

シドニー・メルボルンなどの都会は車は必要ないと思いますが、ファームやケアンズのようなコンパクトな街は車があると非常に便利です。

買い物も楽ですし、遊びに行ける場所の選択肢が増えます!

※ワーホリの人たちは$3,000前後の車を購入しますが、安い車は年式が古く・走行距離も25万km以上の車が多いです。断言しますが安い車は購入後すぐに故障します。結局整備費に$500以上かかったりしますので、出来れば$5,000以上の年式の新しく走行距離が15万km前後の車を購入することをオススメします。

ワーホリ費用は人それぞれ異なることがわかっていただけましたか?

この記事を読んだにも関わらず、腑に落ちないところがあればご連絡ください。あなたと一緒にワーホリ費用を一緒に考えます。

おまけ:実際にオーストラリアでは、いくら稼げるのか?

以前こんな質問をもらいました。


オーストラリアで働けるとしても、物価の高いオーストラリアで生活ができるのか不安です。

結論:最低賃金を支払ってくれる会社で働けば、問題なくオーストラリアで生活を送ることができますし、月に10万円以上の貯金も可能です!

オーストラリアの最低賃金の詳細は下記のURLから確認することができます。

オーストラリアに最低賃金は$21.38なので1日7時間×平日5日働くと、週/$748稼ぐことができます。

※税金が引かれる前の金額です

休日勤務をすると(土曜日×1.2、日曜日×1.5、祝日×2倍)時給が上がります。(Penalty Payと呼びます)

例:【平日】$21.38のレストランで6時間働いた場合=$131.88
  【祝日】$21.38×2=42.76×6時間働いた場合=$256.56

なので、平均して週$800×4週間=月/$3,200を稼ぐことができます。

1ヶ月の生活費が16万円の場合は、月に10万円を貯金することも可能ということです!

注意しないといけないのは、違法賃金(時給$15前後)で従業員を雇っている会社で働いてしまう場合です。

時給$15のお店で働く場合:

時給$15×1日/7時間×週5日=週$525の稼ぎとなります。

月の給料は$2,100です。

※違法賃金でスタッフを雇っている会社はPenalty Payがないので休日出勤しても時給は変わりません。

これだと、収入と支出が同じになってしまうのでギリギリの生活を送ることになります。

なので、最低賃金以上で雇用している会社を探して働きましょう!