オーストラリア(QLD)で車を売る方法を具体的に解説【個人売買編】

オーストラリア(QLD)で車を個人で売る方法を具体的に解説しています。

車を売る手順

①売値を決める
②車両の清掃/広告用の写真を撮影

③車両の広告を出す
④RWC取得(ロードワーシー)
⑤売買契約書の準備
⑥購入希望者のインスペ対応
⑦売買契約書に記入+お金の受け取る

では、細かく解説しています。

売値を決める

車の相場をネットで確認します。

『carsales』はオーストラリアで最も有名な車両売買サイトです。似たような車両が、どのくらいの値段で売買されているか確認することができます。

Facebookの車両販売グループを利用して似たような車が、どのくらいの値段で売買されているのかを確認することができます。

車の状態が良ければ、相場感よりも少し高い値段をつけても問題ありません。どうせ、問い合わせがあったタイミングかインスペ(実車確認)の時に値引き交渉があります。

※車の相場を確認したい時に、上の3つのサイトの絞り込み検索を使用します。下記の内容で絞って検索をすると似たような車両が表示されます。

■ブランド
■色
■年式
■距離
■ミッション(オートマ/マニュアル)

車の値段を決める際には、相場よりも少し高い値段をつけても問題ありません。

どうせ、値引き交渉がされます。

車両の清掃/広告用の写真を撮影

車のインスペの際に、車両が汚れていたりすると購買意欲が下がってしまうので入念に清掃をしたほうがいいです。

エンジンルームを確認したがる人が多いので、エンジンルームもしっかりと清掃をしておくことがオススメです。

清掃後に、広告に掲載する写真も一緒に撮っちゃいましょう。

写真の撮り方に決まりはありません。少しでも車がよく見えるように撮影を心かけましょう。

実例:私が使用した広告用の車の写真(クリックすると表示されます)

車両の広告を出す

オーストラリアで有名な個人売買の仕方は、Sales.comかFacebookグループを使用します。

日豪プレスでは、車の個人売買ができなくなりました。

アカウント作成・広告作成の機能は全て無料で使うことができる為、一切の手数料がかかりません。

※Facebookの車両販売グループを見つける方法:Facebookグループ検索欄に【地名+car sell】と検索すれば、その土地の車両販売グループを見つけることができます。

広告に記載する内容

■写真できるだけたくさん
■値段
■ブランド
■年式
■色
■距離
■ミッション(オートマ/マニュアル)
■整備記録簿の有無
■RWC(ロードワーシー)の有無
■車両の状態
■スペアキーの有無
■傷の有無(凹みや傷など)

以上が最低限記載した方がよい内容です。

RWC(ロードワーシー)の取得

RWCとは、この車は安全に走りますよ!という証明書です。

また、購入者が名義変更をする際に必要になる書類です。

RWCを取得するに条件がありますQueensland Goverment(Transport and motoring)←こちらから確認できます。

RWCを取得するだけなら、$100前後です。修理が必要な箇所がある場合は、その分見積もり金額があがります。

車両販売時に基本的にはRWCが必要ですが、RWCを取得せずに車を売ることもできます。

RWCは名義変更の際に必要になるもので誰がRWCを取得しても問題ないです。しかし、RWCなしの車を販売するのは、実際難しいと思います。

RWCは取得してから3ヶ月経過すると失効します。なので、RWCを取得するタイミングは広告を出したタイミングがいいかなと思います。

重要:売買契約書の準備

売買契約書はネットからダウンロードか近くの陸運局に行けば書類を入手することができます。

売買契約書PDF

売り手が記入する箇所だけ記入し、大切に保管してください。

購入希望者のインスペ対応

車の広告を出していると、いろいろな人から連絡がきます。

その中で、実車をみたい!という方に対してはインスペ対応をします。

インスペを行う場所はどこでもいいですが、安全面を考慮して日中の人が多いところ(大通り、公園の駐車場など)がオススメです。夜にインスペ希望者に会うのは避けた方がいいです。

試乗を希望された場合は、自分も助手席に乗って少し走らせてあげます。

インスペ中に車を気に入れば、その場で購入!ということがよくあります。

なので常に車を綺麗に保ち、整備記録簿とRWCと売買契約書を準備しておきましょう。

売買契約書に記入+お金の受け取り

購入者が決まったら、売買契約書に記入をしてもらい、お金を受け取ります。

売買契約書に記入

売買契約書コピー
売買契約書コピー

ここで重要なのが、Seller’s Copyの書類です。

Seller’s Copyに相手に個人情報記入とサインを貰えばオッケーです!

あとは、相手側が名義変更を自身で行います。

購入者が名義変更を行う前に違反を犯した場合(信号無視や有料道路を通行)、あなたに請求がくることになります。しかし、この書類があれば請求元に請求を止めさせることができます。

お金の受け取り方法

現金または送金どちらでも大丈夫です。

送金先が初めて送るアカウントだと1日かかる場合もあるので、不安なら現金でもらった方がいいと思います。

■$5,000までの金額だと、現金で持ってくる人が多いイメージです。現金でもらった場合はその場で金額の確認をします。

■送金の場合は、その場でアカウント情報を相手に教えて送金してもらいます(送金確認画面を撮影しときます)

まとめ

個人で車両を販売する手順は下記の通りです。

①車両の広告をを決める
②車両の清掃/広告用の写真を撮影

③車両の広告を出す
④RWC取得(ロードワーシー)
⑤売買契約書の準備
⑥購入希望者のインスペ対応
⑦売買契約書に記入+お金の受け取る

この手順を踏めば問題なく車を売ることができます。

車両の広告を出して、すぐに売れる時もあれば、時間がかかる時もあります。なので、帰国直前に広告を出すのではなく、計画的に動いた方がいいと思います。

車が売れずに、帰国日になってしまった、という状況にならないためにも。。。

州によって、販売に必要条件が異なる場合があります。この記事で解説している方法はクイーンズランド内の個人売買の方法です。

おまけ

個人売買の他に車の販売の仕方が2つあります。

・ローカルの中古車販売業者に売る。
・日本人整備工場に買い取ってもらう。

個人売買はめんどくさいから、安くてもいいから車を手放したい!という方が、業者に売ってしまうのが楽です。

デメリット:日本人整備士又はローカルの中古車販売業者に売ると個人売買するよりも$1,000~$2,000は売値が安くなってしまいます