■シェアハウスの探し方
■部屋の種類
■シェアハウスを決めるまでの流れ
■シェアハウスを選ぶ際のポイント
■悪徳シェアハウスについて
■ボンドが返金されない時の対処法
オーストラリアでワーホリ中に7つのシェアハウスに滞在して、35件の内見を経験したMozziです。
こちらの記事では私の経験を踏まえてオーストラリアでのシェアハウスの探し方を具体的に解説しています。
これからオーストラリアでシェアハウスを探す方の、役に立つような内容となっていますので是非ご覧くださいませ!
オーストラリア シェアハウスの探し方
日本語でシェアハウスを探す
英語でシェアハウスを探す
上記6つがオーストラリアでシェアハウスを探せる代表的なサイトです。
サイト内で掲載されている内容は基本的に同じです。
■シェアハウスの住所
■間取り
■料金
■設備
英語に慣れてない方は、最初は日本語サイトでシェアハウスを探すことをおすすめします。
英語に慣れてきたらGumtreeやFlatmatesを使用してシェアハウスの選択肢を増やしましょう。
■日本語サイトで見つけたシェアハウスには、日本人のシェアメイトが多い傾向にあります。
■英語サイトで見つけたシェアハウスには、多国籍の人々が滞在しています。
知人からの紹介
知人からの紹介は、『ハズレ物件』を引く可能性が低くなるのでオススメです!語学学校や職場を通して友人を増やしていけば、シェアハウスの情報を収集しやすくなります。
※ハズレ物件とは、シェアハウスオーナーの態度が悪い、シェアハウス内の人間関係が悪いなど
語学学校・留学エージェントに手配をしてもらう
■語学学校
語学学校によっては、生活情報をまとめている掲示板があり、シェアハウスの情報を収集することができます。
シェアハウスの入居までのアドバイスをしてくれる学校もあります。
■留学エージェント
『渡航前に滞在先を決めたい!』と考えている方は、留学エージェントに相談してみてください。学生寮やシェアハウスの紹介をしてくれる留学エージェントもあります。
語学学校・留学エージェントを通して、シェアハウスを見つけると『+αの費用(手数料)』がかかる可能性があります。
韓国コミュニテイーの利用もオススメ!
オーストラリアの韓国人コミュニティーはとても大きいです。
質の高いシェアハウスを運営している韓国人も多く、ワーホリでも高層マンションや新しくて綺麗な一軒家に住める可能性もあります。
ゴールドコーストで韓国コミュニティーから見つけたシェアハウスは、 タワマン23階のマスタールーム・駐車場・プール・ジム付きで週$300!
もし、仲の良い韓国の友人がいればシェアハウス探しの協力を、お願いしてみるのもいいかなと思います。
次にオーストラリアのシェアハウスのタイプについて解説をしていきます。
シェアハウスの部屋のタイプ
Own Room(オウンルーム)
プライベート空間が欲しい方には、部屋を1人で使用することができるオウンルームがオススメです。
メリット:プライベート空間を持てる
デメリット:ルームシェアに比べて家賃が少し高い
家賃相場:週/$120〜$250(都市によって大きくことなります)
オウンルームに住んだ感想:『今日は1人で部屋に篭って休みたい!』という日が海外滞在中には必ずあります。そのような時は、オウンルームを借りててよかったなと思いました!
Room Share(ルームシェア)
1部屋を2人で使うことをルームシェアといいます。
友人・カップルで利用することが多いです。もちろん、初見の人とルームシェアをする場合もあります。
メリット:家賃を抑えることができる
デメリット:プライベート空間がない
家賃相場:週/$80〜$170(都市によって大きくことなります)
ルームシェアに住んだ感想:オーストラリア初めてのシェアハウスがルームシェアでした。最初は、『リラックスできるかな?寝れるかな?』と不安でしたが、ルームシェアをしていた人と意気投合し楽しく生活を送ることができました!
Master Room(マスタールーム)
通常のオウンルームよりも広く、部屋に専用トイレ・シャワーが付いている部屋をマスタールームといいます。
(部屋によっては、ウォークインクローゼット・専用ベランダが付いている場所もあります)
メリット:部屋が広い/専用トイレ・シャワーがある
デメリット:家賃が『物凄く』高い
家賃相場:週/$250〜$350(都市によって大きくことなります)
マスタールームに住んだ感想:私はパートナーと折半してマスタールームに滞在していました。(家賃週/$300)トイレ・シャワーの他に、ウォークインクローゼット・専用ベランダもついていました。好きなタイミングでトイレ・シャワーを使えるのはストレスゼロで最高でした!
※カップル・友達と一緒にマスタールームを借りると1人辺り$150で滞在できるので、一般的なオウンルームと『同等の値段』で部屋を借りることができます。
Living Share(リビングシェア)
リビングの一角をパーティションで仕切り、部屋として使うことをリビングシェアといいます。
メリット:家賃が格安。
デメリット:プライベートがほぼない、リビングで誰か話していると全て聞こえる。
家賃相場:週/$80〜$130(都市によってことなります)
リビングシェアは、法律的に違法なので入居しないほうがいいです。
シェアハウス探しで頻繁に使われる単語
■Rent:家賃
■Bond:保証金
■Inspection:内見
■Minimum Stay:最低滞在期間
■Furnished:家具付き
■Unfurnished:家具なし
※上記、6つは必ず覚えておきたいシェアハウスを探す際に使われる頻出単語です。
シェアハウスを決めるまでの流れ
1.シェアハウスを探す
インターネット・知人・学校・留学エージェントからの紹介。
2.シェアハウスオーナーに連絡を取って、内見の日程を決める
下記の記事で、内見時に『必ず』確認しておきたいことを具体的に解説しています。
3.内見した部屋が気に入れば、シェアハウスオーナーに住むことを伝える
シェアハウスオーナーによっては、部屋を抑えるからボンドを欲しいと言われますので、ボンドを支払います。(必ず領収証をもらうこと)
4.引っ越し当日は、オーナーから設備やルール改めてを聞く
後に詳しく説明していますが、必ず契約書交わしてください。契約書がない場合は、ボイスレコーダーで録音をする。後から言った・言わないの問題を防ぐ為。
シェアハウスが決まっている状態で渡豪したいのですが、日本からでもオーストラリアのシェアハウスを決めることはできますか?
結論:可能です。(状況によってことなります)
例えば、現時点から1週間後に渡豪することが決まっているのであれば、その旨をシェアハウスオーナーに伝えれば部屋をキープしてくれる可能性は高いです。
しかし、渡豪予定が2ヶ月先とかだと難しいかもしれません。
インターネットで気に入ったシェアハウスが見つかれば、1度オーナーに連絡をして聞いてみるのがいいでしょう。
日本からシェアハウスを探す場合、内見ができませんので『実際にシェアハウスを行ったら気に入らなかった!』などのリスクがあることを理解しときましょう。
一般的にワーホリでオーストラリアに行く人は以下のようにシェアハウスを探しています。
オーストラリアに到着してから最初の1週間はバックパッカーや格安モーテルに滞在して、その間にシェアハウスを探します。
日本にいる段階で、いくつか気になるシェアハウスを選び、シェアハウスオーナーに連絡して内見の予約をしておきましょう。
『○月○日にオーストラリアに到着する○○です。△△のシェアハウスの内見をさせていただくことは可能ですか?』
簡単な文章で問題ありません。
内見は最低5件はして、シェアハウスを比べた方がいいです!
このようにすれば、納得できるシェアハウスを見つけることができます。
シェアハウスを選ぶ際のポイント
※自分の希望書き出しておくことで、希望に近いシェアハウスを見つけることができます。また、優良物件は、空きが出てもすぐに入居者が決まってしまうので、『ここが気に入った!』と感じたら早めに入居することを決めた方がいいです!
シェアハウスから街の中心地までどのくらいかかるのか?
・歩いて行けるのか?
・自転車を使うのか?
・バスを使うのか?
家賃の低さと綺麗さだけで、シェアハウスを決めてしまうと、後に『あれ?街の中心地まで遠くない?』ということになってしまいます。
※大抵の方の職場は街の中心地付近となりますので、シェアハウスから街までの距離/時間と行く方法を確認したほうがいいです。
シェアハウス周りの環境・治安
■環境:シェアハウス周辺にバックパッカーやパーティーを頻繁に行う家がないかを確認しましょう。このような場所があると『うるさくて夜中に眠れない!』ということになってしまいます。
■治安:シェアハウス周りの治安の確認は必須です。また、周辺に街灯が多いか?の確認が必要です。なぜなら、オーストラリアは街から少し外れると、街灯が少なく暗い道が増えるからです。
1人で歩いても危険はなさそうか?
※特に小規模な街は注意が必要です。実際に私がケアンズ滞在中に少し街から外れた暗い道で、強盗事件や傷害事件が起きていました。
国籍・男女比・人数
■国籍:
日本人が多いシェアハウスがいいのか?
多国籍のシェアハウスがいいのか?
自分の希望に近いシェアハウスを見つける為に確認は必須です。
■男女比:
気になる方は確認した方がいいでしょう。
■人数:
人数が多すぎるシェアハウスはオススメしません!
トイレ・シャワー・キッチンの共用スペースが使いたい時に使えないということが多々起きるからです。
5人前後のシェアハウスが理想でしょう。
※私はキッチン・トイレ・シャワーの設備が1つずつのシェアハウスに10人で住んでいたことがあります。不便なことが多すぎて、もう10人もいるシェアハウスに滞在したいと思いません(笑)
内見は必ず行く
写真と実際に見た感じが大きく異なる場合がありますので、内見を『必ず』してからシェアハウスを決めましょう!
内見を断られたら詐欺の可能性が高いので、お気おつけください!
玄関/キッチン/トイレ/シャワー/冷蔵庫の中/床にゴミが落ちていないか/部屋確認(部屋に鍵がついているか・変な匂いはしないか)など注意深く観察しましょう。
※内見が来ることがわかっているのにシェアハウス内が汚れているということは、日常的に清掃されていない可能性が高いです!
より詳しく『シェアハウスの入居前に確認したいこと』をまとめた記事がありますので、参考にしてください!
悪徳シェアハウスに引っかからないで!
オーストラリアのシェアハウスにはトラブルがあるのも事実です。
事前にどのようなトラブルがあるのかを把握しておくことで、トラブルを回避できる可能性があります。
ボンド振込み詐欺?
詐欺手口例:
立地が良く・綺麗なシェアハウスの写真をいくつも並べており、相場よりもかなり安い家賃で広告を出しています。
オーナーに連絡をすると、今はシェアハウスから離れているから、ボンドを振り込んでくれたら鍵を送るね!と言ってきます。何も疑わずにボンドを振り込んで、鍵を待っていても鍵が送られてくることはありません。
そうです、もう詐欺にあってしまっているのです
このような、【お金を送ってくれたらシェアハウスの鍵を送るね!】は全て詐欺だと思って問題ないです。絶対に会ったことがない人には、お金は送金しないようにしましょう!
解決策:会ったこともない人には、絶対にお金の送金をしない!これを徹底するだけで、ボンド振込み詐欺にあう確率を下げることができます。
ボンド詐欺被害に遭ってしまった場合には、自身が使用している銀行に送金をキャンセルを申請するとお金が戻ってくる場合があります。
※私自身、誤送金した際に銀行に問い合わせたら、送金をキャンセルしてもらった経験が何回かあります。(コモンバンク)
急なお金の請求とボンドが返金されない?
例1:光熱費問題
Aさんは、ケアンズのシェアハウスに春に入居。入居時には、光熱費は家賃に含まれていることを確認済みで週に130$払っていました。しかし、ケアンズの夏は40度まで上がることが多く、シェアハウス内でクーラーを長い時間使用していたので、光熱費が跳ね上がってしまったそうです。その際に、オーナーから『光熱費が跳ね上がってる!その分の光熱費を負担して欲しい!』と言われたそうです。Aさんは仕方なく光熱費を負担してしたそうですが、本来であれば最初の説明にあったように光熱費は家賃に含まれており、追加の支払いはないことを確認済みなので、従う必要はないです。
対応策:Aさんは、入居時に契約書を書いていないことが1番の問題でしょう。もし、契約書に家賃に光熱費が含まれているという文章があれば、支払う必要がなかったお金です。
例2:シェアハウスを移動する際にボンドが返金されない
Kさんは、3ヶ月住んだシェアハウスが気に入らなくて引っ越しを決めました。ミニマムステイが3ヶ月でしたので、3ヶ月が経過する2週間前にシェアハウスオーナーに部屋を出ることを知らせました。シェアハウスを出る当日にボンドを返して欲しい旨を伝えたところ。オーナーからはあなたは、この部屋を汚しすぎたので清掃代に使うからボンドは返さないと言われて、泣く泣くボンドは返金されませんでした。実際にBさんは部屋を綺麗に使用していて、元々ある傷以外は自分では一切部屋に傷を作っていないとのことでした。
対応策:入居前に部屋の写真をしっかりと撮っておけば避けることができた問題です。シェアハウス入居前は必ず、傷や汚れを確認して写真・動画として証拠を残しておきましょう。
ボンドが返されない時の対処法
正しいボンドの扱い方:
シェアハウスオーナーは、入居者からボンドを受け取ったらRTA(QLD)にボンドを送金します。その後RTA領収証が送られてきますので、その領収証を入居した人に渡す必要があります。
※RTA(The State of Queensland Residential Tenancies Authority)とは、シェアハウスのトラブルに関してアドバイスや当事者同士で解決が難しい場合に仲介をしてくれる機関です。
しかし、殆どのシェアハウスオーナーは手元にボンドを残しています。⇦法律違反
オーストラリア政府のホームページに、しっかりとボンドは機関(QLDの場合RTA)に納めると記載があります。
では、以上のことを踏まえて、ルールを守って生活をしていたにも関わらず、退去時にボンドが帰ってこない場合の解決策は?
結論:RTAに連絡をする。
①退去当日にボンドは返さないと言われる。
②理由を聞く。(この時できれば会話のすべてをスマホで録音しましょう)
③理由を聞いて納得できない場合は、納得できないとしっかりと伝えましょう。
④それでもボンドは返さないと言われてしまったらRTAに連絡をすると伝えましょう。
このタイミングでシェアハウス運営の届出を出していないオーナーなら
あ、ごめんね。ボンドは今すぐに返すね!
と言ってきます。
理由:
・シェアハウスを運営するのに州政府に申請をしていないから、RTAに報告されると違法運営がバレる
・現金で家賃をもらっているオーナーは、家賃分の所得税を払っていないから脱税の疑いをかけられる
・違法がバレると、多額の罰金がシェアハウスオーナーに課せられる
RTAに報告されるとデメリットが多すぎて、ボンドを返金した方が楽だからです。
⑤それでもボンドが返金されない場合は、実際にRTAにボンドが返金されないという連絡をいれます。
その際に必要なもの
・家賃とボンドを払っていた証拠(領収証)
・そこに住んでいた証拠(免許証や郵送物も可)
あとは、問題の解決のためにRTAと連絡を取り合いながら問題の解決を目指します。
(英語が苦手な方は翻訳サービスを使うといいでしょう)
自分に非がないのにボンドが返金されない!という状況になったら金額の大小に関わらず徹底的に戦うことをオススメします。
QLD州
The State of Queensland Residential Tenancies Authority
WEB:https://www.rta.qld.gov.au
住所:Level 23, 179 Turbot Street, Brisbane QLD 4000
電話:1300 366 311
NSW州
NSW: Office of Fair Trading
WEB:https://www.fairtrading.nsw.gov.au/housing-and-property/property-professionals
電話:13 32 30
VIC州
Consumer Affairs Victoria
WEB:https://www.consumer.vic.gov.au
121 Exhibition Street, Melbourne VIC 3000
電話:1300 558 181
ACT
ACT CIvil and Administrative Tribunal
WEB:https://www.acat.act.gov.au
所在地:Level 4, Moore Street, Canberra, 2601
電話:6207 1740
SA州
SA: Consumer and Business Services South Australia
WEB:https://www.cbs.sa.gov.au
電話:131 882
NT
NT: Consumer Affairs
WEB:http://www.consumeraffairs.nt.gov.au/Pages/default.aspx
電話:8999 1999
TAS州
TAS: Consumer Affairs and Fair trading
WEB:https://www.cbos.tas.gov.au/home
電話:1300 654 499 / (03) 6165 3400
まとめ
オーストラリアでワーホリ生活を充実させるには、シェアハウス選びは大切です。
内見の際に、しっかりと細かなところまで目を配り少しでも変な違和感を感じたら、そこには入居しない方がいいです。
シェアハウス探しや、お困りのことがあればお気軽に相談ください!
この記事がオーストラリアでシェアハウスを探している方の役に立てたら嬉しいです!